
石川テレビニュース
ISHIKAWA TV NEWS
石川県内ニュース
「シャンプー気持ちいい」美容師が子供たちに!湧き水など温めシャワーのように 避難所で住民が様々な工夫
厳しい避難生活が続く中、住民は様々な工夫をしています。石川県能登町の避難者たちの姿を取材しました。
約200人が避難している能登町の鵜川(うかわ)小学校。
童謡を使った運動やラジオ体操を行っています。
鵜川公民館・角弘子館長:
「避難所ではエコノミークラス症候群になりやすいので時間を決めて運動をしています」
運動は1日2回、高齢者と子供が一緒になって体を動かします。
避難している人:
「時間を決めてやってくれているのでありがたい」
この避難所では運動や食事、掃除の時間を決めることで避難者の生活リズムが整えられています。
こちらの教室ではー。
3歳の男の子:
「こんにちは」
3歳から中学3年生までの子供たちが集まるこの部屋。子供たちが勉強の時間やゲームの時間を決めて過ごしているそうです。
勉強している子:
「先生に頼んだ宿題をしています」
中学3年生の男の子:
「(年上だからみんなと遊んでいる?)はい、みんなのお父さんです」
そんな子供たちに困っていることを聞くとー。
子供たちの会話:
「水が通ってほしい」
「ほしいよね」
そんな中、行われたのはシャンプー。
地元の美容師による子供たちへのシャンプーです。
実施したのは美容師の森下理佳さんと釣谷稀さん。山からの湧き水などを温めてシャワーのように使います。
美容師・釣谷稀さん:
「頭を洗いたいという声があったので子供から順番に、できることがあればやりたいと思って」
男の子:
(Q.気持ちいい)
「はい!」
シャンプーしてもらった女性:
「最高です。お湯で洗ってもらえた」
美容師・森下理佳さん:
「笑顔があってうれしかった」
美容師・釣谷稀さん:
「うれしいっていうのが伝わってきます」
厳しい避難生活を少しでもいい環境に。避難所では様々な工夫が行われています。