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【中能登地区の豪雨被害】稲の被害は110ヘクタールに…住宅浸水は574棟確認、事業所の浸水は135件
2026年8月27日の大雨により、石川県内の複数の市や町で広範な被害が発生しています。石川県危機管理部は9月7日午後2時時点の被害情報をまとめました。
住宅被害は合計574棟にのぼり、床上浸水が168棟、床下浸水が406棟となっています。市町別では羽咋市が325棟と最も多く、次いで中能登町149棟、宝達志水町88棟、志賀町12棟と続いています。
人的被害は軽傷者が計7人で、重傷者や死者・行方不明者は報告されていません。羽咋市では水没車両5台も確認されています。
孤立集落については、8月30日12時をもって羽咋市、志賀町、宝達志水町の全地区で孤立が解消されました。避難所は現在、羽咋市と志賀町にそれぞれ1箇所ずつ開設されており、計11人が避難生活を送っています。
道路については、県管理道路を含む計8路線8カ所で通行止めが続いています。主な通行止めの路線は以下の通りです。
・所司原神子原線(羽咋市菅池町〜宝達志水町所司原)一部区間は緊急車両等通行可
・押水福岡線(宝達志水町宝達〜県境)
・高岡羽咋線(宝達志水町宝達~県境)緊急車両通行可
・向瀬杉野屋線(宝達志水町向瀬~杉野屋)
・氷見志雄線(宝達志水町石坂~県境)緊急車両通行可
・国道415号(羽咋市神子原町〜県境)
・鹿西氷見線(中能登町高畠)
・函屋酒井線(志賀町上棚)(迂回路あり)
河川については、羽咋市内の飯山川と金丸川で堤防決壊が発生し、酒井川とあわせて計3河川3箇所で応急復旧作業が続いています。
金丸川では8月27日の堤防決壊後、8月31日からポンプ排水による進入路確保が進められ、9月7日に仮堤防が完成しました。砂防施設については、中能登町金丸地内の貝殻川砂防堰堤が推定約520立方メートルの土砂・流木を捕捉し、下流の集落45戸への被害を軽減したことが確認されています。
農業関連の被害も深刻で、農地の法面崩壊や農業用施設の破損など計272カ所の被害が報告されています。邑知潟干拓地(西潟・南潟、約190ヘクタール)及びその周辺農地(約100ヘクタール)では冠水が継続しており、約110ヘクタールの水稲に被害が確認されました。8月28日から排水作業が開始されており、北陸農政局・国土交通省にも支援が要請されています。
商工業面では、県内商工会・商工会議所への聞き取り調査で事業所の浸水等被害が9月7日10時時点で、計135件が確認されています。県は8月28日より被災中小企業・小規模事業者向けの特別相談窓口を設置し、日本政策金融公庫による災害復旧貸付等の支援措置が講じられています。
災害ボランティアについては、羽咋市8月29日〜、宝達志水町9月2日〜、中能登町・志賀町9月4日〜でそれぞれ活動が始まっています。農林水産業ボランティアも9月5日から派遣が開始されており、水田からのごみ撤去や倒伏稲の刈り取り、水路の泥上げなどの作業が想定されています。
住まいの支援については、対象の4市町において住宅の緊急修理・応急修理が8月28日から実施されているほか、9月3日からは賃貸型応急住宅の提供も始まっています。県営住宅30戸も8月28日から提供可能となっており、申込先は県営住宅管理センター平和町店(電話:076-241-5370)です。