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消火用の水源確保が困難…鎮火に時間かかる『山林火災』発生を未然に防ぐため消防署員らが住民にチラシ配布

全国各地で山林火災が相次いでいます。発生を防ぐにはどうしたらよいのか。白山市で住民向けの啓発キャンペーンが実施されました。

今年に入って相次ぐ大規模な山林火災。岩手県の大船渡(おおふなと)市の火災は発生から1カ月以上たった現在も鎮火できておらず、今月発生した愛媛県と岡山県の火災も鎮火には至っていません。どうして鎮火まで時間がかかるのでしょうか?

松任消防署 下猛浩副署長:
「山林火災や林野火災はなかなか水利がとれない。ヘリコプターで上から散水するとかなかなか消防車が近くに行って放水というのが難しくなりますので消火に時間がかかるということが起きてしまう」

山間部では現場に近づくための道路が少なかったり消火栓や防火水槽、池や河川といった水源の確保が難しかったりして消火活動が困難になるというのです。こうした山林火災の発生を未然に防ごうと白山警察署は18日、地域住民に向けて啓発活動を初めて実施しました。活動には白山署の警察官や消防署員など12人が参加。30分ほどでおよそ150部のチラシを配りました。

白山警察署 小島直樹副署長:
「3月から5月にかけては空気が乾燥していて火事が発生しやすい時期。火の不始末などを気を付けることである程度(火災を)防げるのではないかと考えております」

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