自維で怒号飛び交う…北陸新幹線延伸を巡る与党整備委 維新側が提示の“8ルート”を改めて検討し再検証へ

12/16(火) 17:36

北陸新幹線の延伸をめぐり自民党と維新で構成する与党の整備委員会。15日の初会合で、維新側が提示した8ルートを改めて検討し、ルートを再検証することで意見が一致しました。

北陸新幹線の敦賀から大阪までの延伸を巡っては、2016年に福井県小浜市から京都を通る小浜ルートに決定しましたが、建設費の高騰や完成時期の大幅な遅れから石川県内や維新の一部から見直しの声が出ていました。

このため連立政権発足後、維新側から小浜ルートを含む8つのルートが改めて提示され、15日の会合では費用対効果を改めて調べた上で再検証する事で合意しました。

北陸新幹線整備委　前原共同委員長:
「今までの経緯というものもしっかりと学ばせて頂くと共に、まぁ、時代のは変化もありますし、そして国民に対する説明責任というものをしっかりと説明責任を果たしていく。」

整備委員会では年明けにもJR西日本から聞き取りを始める予定です。

関係者によると改めて費用対効果を算定すると2年以上かかる恐れがあるとの国交省側からの回答に…

「これまで散々時間がかかったのにそんなに待てない」
「ここまで時間がかかったのは自公のやり方のせいだ」

自民と維新の間で怒号が飛び交ったそうです。

一刻も早い大阪延伸への思いは一致しているものの、自民と維新の溝は深まるばかり。ルート決定から来年で10年。北陸新幹線の全線開通は遠い道のりとなりそうです。