
石川テレビニュース
ISHIKAWA TV NEWS
石川県内ニュース
地震後初めて本館ロビー公開…和倉温泉の老舗旅館『加賀屋』公費解体の開始を前に従業員等が工事の無事祈る
和倉温泉を代表する老舗旅館、加賀屋。
建物の公費解体が4月から始まるのを前に従業員などが工事の無事を祈りました。
七尾湾を一望する和倉温泉の老舗旅館、加賀屋。
明治時代の1906年に創業し「おもてなし日本一の旅館」として全国的に人気を集め長年多くの客でにぎわいました。
しかしおととしの能登半島地震で建物に大きな亀裂が入ったほか、ボイラーがある地下部分に海水が入り込むなどして休業を余儀なくされました。
記者リポート:
「地震で被害を受けた加賀屋の1階部分です。来月から解体工事が始まります」
地震後初めて公開された本館のロビー。
ガラスが割れ、建物の一部が崩れるなど地震当時の爪痕がそのまま残っています。
加賀屋は当初「雪月花」や「能登渚亭」の営業再開を目指してきましたが、建築資材の高騰などを理由に4棟全てを解体することを決めました。
きょうの式典では従業員や関係者約200人が集まり、歴史ある建物への感謝を込めて工事の無事を祈りました。
渡辺崇嗣社長:
「地震の後、明かりを付けて営業できないまま解体となるのは、悔しい・残念。旅館としての営業再開もそうですし、旅館に限らず、物販や食事処を含めて少しでも和倉温泉の賑わいにお役に立てればと思ます」
解体工事は来月から始まり2031年に完了する予定です。また加賀屋はグループ旅館の「松乃碧」を解体しその跡地に七尾湾を望む約40室の新館を建設する計画で、2027年度末からの営業再開を目指しています。