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2歳の息子を残して逝った友人への思いが生んだ映画 能登半島地震も重なり白山市出身監督が描く親子の旅

2022年、金沢市のスイミングコーチ殺人事件を描き話題となった映画「とら男」。その監督を務めた白山市出身の村山和也さんが能登半島地震などを題材にした新たな映画を製作しました。新作に込めた思いとは?

映画「バレエレッスン」はロシア人の父親と日本人の母親を持つ小学生の兄妹が、2人のもとからいなくなった元バレエダンサーの母親を探すため父親とともに旅に出る物語です。

村山監督:
「旅自体がリアルな旅というよりは空想の旅的なところもちょっとあるんで、そういうレトロな質感というか懐かしい雰囲気…」

この映画を製作したのは白山市出身の村山和也監督。村山監督は4年前、金沢市のスイミングクラブ女性コーチ殺人事件を題材に自主制作した映画「とら男」を公開。長編映画の製作は今回が2作目で、監督・脚本・プロデュースを務めています。

村山監督:
「ロシア系日本人の友人でもありカメラマンがいたんですけど、2歳の息子を残して亡くなっちゃったんですね。亡くなることはどうしようもないことなんですけど、僕なりに何かしたいなという思いがあって…」

そこで村山監督が新作のテーマとしたのが親子のロードムービー。劇中では様々な人と出会う旅を通して、当初、距離があった父親と子どもたちの関係性にも変化が訪れます。そして命や家族の大切さを描く中で、物語の重要な鍵となっているのが能登半島地震です。

村山監督:
「友人の死があって、親子のロードムービーを能登で撮りたいなと(下見に)行った後に震災があったんで、それをくっつけたというか。(地震から)時が経って、今なら作れるかなというところで」

主演を務めた能美市に住むロシア出身のブシマキン・バジムさんをはじめ、キャストのほとんどが演技未経験。できる限り自然なやり取りを、全編フィルムでカメラに収めたと言います。撮影は能登各地のほか、能美市の手取フィッシュランドなどでも行われ、県民にとっては親しみのある風景が劇中に広がっています。

村山監督:
「でもやっぱりいろんな人に観てもらいたいとは思っているんで、能登の風景を含めたこの映画が世界に広がる可能性もあるから、そこは喜ばしいことなんじゃないかなと思っているんですけど」

映画「バレエ・レッスン」は今月19日にスペインの映画祭で上映され、日本では来年公開される予定です。

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