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横綱として初めての賜杯…大相撲秋場所 大の里の優勝に地元・津幡町は歓喜「しびれる相撲」「石川県の宝」

津幡町出身の横綱・大の里が大相撲秋場所の優勝決定戦で豊昇龍を下し横綱として初めて優勝しました。

リポート:
「大の里の優勝は千秋楽、結びの一番で決まります。大の里の地元・津幡町には優勝を見届けようと多くの方が集まっています」

横綱としての初優勝を見届けようと津幡町役場にはおよそ260人が駆けつけました。

住民は:
「勝って優勝してほしいから応援しに来ました」
「5回目の優勝をしてほしい」
「スカッといい相撲で勝ってほしいと私は思います」

勝てば、優勝が決まる大一番。しかし…。

「あー」

横綱・豊昇龍に押し出しで敗れた大の里。これで両横綱が2敗で並び優勝決定戦へ。

結びの一番からおよそ10分。16年ぶりとなる横綱同士の優勝決定戦です。

「はっきよい!」

立ち合いで左の上手を取られたものの負けじと右の下手を取った大の里。最後は豊昇龍の捨て身の投げをこらえ寄り倒しで大の里に軍配が上がります。

しかし、ここで大の里の足の甲が土俵についた。いわゆる「足が返った」のではという物言いがつきます。

その結果は…。

場内アナウンス:
「協議した結果、大の里の足は返っていません。軍配通り大の里の勝ちといたします」

自身5度目、そして横綱として初となる優勝を決めました。

住民:
「良かったです、勝って…。石川県の宝ですね!」「しびれる相撲でしたね。完全に大の里の相撲でしたね」「マジですごいなと思った。この津幡町でこの文化は残ると思います」

師匠の二所ノ関親方は優勝決定戦の取組について次のように話しました。

二所ノ関親方:
「普段から繰り返し繰り返しやっていることしか土俵上では出ないので進化をしているのかなと思います。ようやく(横綱として)スタートしたかなと思うのでこれからまた勝っていけるようにしっかり指導していきたいと思います。」

一夜明け。部屋で会見を開いた大の里は次のように心境を話しました。

大の里:
「今までの優勝とはまた一味違う感じがありますね。最高位の番付で優勝するということが先場所叶いませんでしたけどこうやって2場所目で成し遂げられてまたこれからも(優勝の)回数を重ねてやっていきたいと思います。最高位の番付ということで次の番付はないですけどこの最高位の番付ということを自分で自覚して九州場所も気を引き締めて頑張っていきたいと思います。」

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