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市民や観光客に発信…初開催となる『金沢食文化月間』スタート 兼六園では“殿様気分”を味わえる体験も

金沢市の食文化を発信するため初めて開催される「金沢食文化月間」10月1日から1カ月、金沢でおいしいイベントがたくさん開かれます。

金沢市で1日から始まった金沢食文化月間。藩政時代から受け継がれる伝統的な金沢の食文化を市民や観光客に広く発信しようと金沢市が今年初めて開催しました。

金沢駅のもてなしドームで開かれたのは、オープニングイベント。

郷土料理の押し寿司や金沢にある4つの酒蔵の地酒などが振る舞われ,訪れた人たちが金沢の食を楽しんでいました。

訪れた人は:
口の中に美味しさが広がります。これ、おでんとかで食べたらすごい良いと思います。

訪れた人は:
VeryGood!お酒も美味しい。

市の調査では、食文化の多様化によって、20代から30代の市民を中心に地元食材や料理への関心が低下していることが判明。

そこで金沢市は改めて若い世代に金沢の食文化を発信したい考えです。

村山卓金沢市長:
素材の良さはもちろんだが料理人の腕、おもてなし、食べる空間のしつらえも含めて全身で金沢の食を感じ取っていただけるのが金沢の食の特徴。街中に足を運んでいただき、金沢の食をもう一度見つめ直していただきたいと思います。

一方、金沢市の観光名所兼六園では…。

リポート:
金沢食文化月間にあわせて兼六園では殿様気分を味わえる体験ができるんです。

藩主・前田家の庭園として作られ350年の歴史を誇る兼六園。歴代藩主が、茶事や茶会を行い心を癒した庭でもあります。

そんな藩主が好んで食べたという和菓子を今回、再現。園内3つの茶店で味わう事ができるのです。

リポート:
いただきます。もっちりとした生地に、こしあんの上品な甘さが口いっぱいに広がります。殿様と同じ落ち着く景色を見ながら過ごすひとときにぐっと心が癒されます。

再現したのは江戸時代に創業し170年の歴史を持つ老舗和菓子店の諸江屋。

江戸時代の料理本に記されていた饅頭「嘉祥の菓子(かじょうのかし)」を再現しました。

兼六園観光協会 宇田直人理事長:
数百年前は(殿様が)こちらに自分のお庭として息抜きをしに来られていた。そういうことに思いをはせながら抹茶とお菓子を楽しんでいただければ。

名園の風景を楽しみながら、金沢の茶の湯文化や当時の趣を感じることができる嘉祥の菓子。

期間中、園内の3つの茶店で数量限定で提供されます。

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